『神の雫』第41巻では、第十二の使徒をめぐる探索が本格化していきます。
この巻で大きなテーマになるのは「古酒」です。長い時間を経たワインが、人の記憶、人生、別れ、祈りのようなものと重ねられて描かれます。
登場するワインは、シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン、シャトー・デュクリュ・ボーカイユ、バローロ・リゼルヴァ、アマローネ、シャトー・モンローズ、シャトー・ラトゥール、モンラッシェなど、熟成によって真価を発揮する銘柄が中心です。
この記事では、『神の雫』第41巻に登場したワインを一覧で整理し、それぞれの特徴や登場シーンをわかりやすく紹介します。
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※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
『神の雫』第41巻に登場した主なワイン詳細
シャトー・モーカイユ 1986
シャトー・モーカイユは、ボルドー地方ムーリス地区のワインです。メドック格付けの有名シャトーほど知名度は高くありませんが、しっかりとした骨格とクラシックなボルドーらしさを楽しめる銘柄として知られています。
カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローを主体とした赤ワインで、熟成によって黒系果実、土、革、スパイスのようなニュアンスが現れます。

シャトー・モーカイユ 1986
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シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン 1959
シャトー・ピション・ロングヴィル・バロンは、ボルドー地方ポイヤック村の格付け第2級シャトーです。力強さと気品を兼ね備えた赤ワインで、長期熟成によって深みを増す銘柄として知られています。
1959年は古いヴィンテージであり、ボルドーの熟成した香りや、時間が生み出す複雑さを感じられるワインです。

シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン 1959
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シャトー・ムートン・ロートシルト 2000
シャトー・ムートン・ロートシルトは、ボルドー五大シャトーのひとつです。ポイヤックを代表する名門で、芸術的なラベルでも知られています。
2000年はミレニアム・ヴィンテージで、ムートンの中でも特に象徴性の強い年です。凝縮感、華やかさ、スケールの大きさを備えたボルドーワインです。

シャトー・ムートン・ロートシルト 2000
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バローロ 1967|コルデロ・ディ・モンテツェモロ
バローロは、イタリア・ピエモンテ州を代表する赤ワインです。ネッビオーロから造られ、力強いタンニンと華やかな香り、長期熟成に向く構造を持っています。
コルデロ・ディ・モンテツェモロは歴史ある生産者で、伝統的なバローロの魅力を感じられる造り手です。

バローロ 1967|コルデロ・ディ・モンテツェモロ
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シャトー・デュクリュ・ボーカイユ 1975
シャトー・デュクリュ・ボーカイユは、ボルドー地方サン=ジュリアン村の格付け第2級シャトーです。
重厚でありながらエレガントな味わいを持ち、サン=ジュリアンらしいバランスのよさが魅力です。熟成すると、果実味に加えて杉、葉巻、土、スパイスのような複雑な香りが現れます。

シャトー・デュクリュ・ボーカイユ 1975
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バローロ・リゼルヴァ 1958|ボルゴーニョ
ボルゴーニョは、ピエモンテを代表する伝統的なバローロの造り手です。
バローロ・リゼルヴァは長期熟成を前提に造られるワインで、若い時期の力強さが、時間を経て紅茶、ドライフルーツ、スパイス、土のような複雑な香りへと変化していきます。

バローロ・リゼルヴァ 1958|ボルゴーニョ
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アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ 1999|ベルターニ
アマローネは、イタリア・ヴェネト州を代表する赤ワインです。陰干ししたブドウから造られるため、凝縮感があり、アルコール感や甘やかな果実味を持つのが特徴です。
ベルターニはアマローネの名門生産者で、伝統的で長期熟成に向くスタイルでも知られています。

アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ 1999|ベルターニ
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ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 1971|ポッジョ・アッレ・ムーラ
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、トスカーナを代表する赤ワインです。サンジョヴェーゼの一種であるブルネッロから造られ、長期熟成に向くしっかりした構造を持っています。
熟成したブルネッロは、赤系果実、ドライフラワー、革、土、スパイスのような複雑な香りを見せます。

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 1971|ポッジョ・アッレ・ムーラ
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アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ 1973|ベルターニ
こちらもベルターニのアマローネです。1999年よりさらに古いヴィンテージで、アマローネが長期熟成によってどのように変化するかを感じさせる一本です。
濃厚な果実味だけでなく、熟成による複雑さや落ち着きが加わることで、若いアマローネとは違った魅力が現れます。

アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ 1973|ベルターニ
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コート・ロティ・ラ・ムーリーヌ 1959|ギガル
コート・ロティ・ラ・ムーリーヌは、ローヌ地方の名門ギガルが造る最高峰ワインのひとつです。
シラーを主体に、ヴィオニエを少量混醸することで、力強さの中に華やかな香りとしなやかさが加わります。長期熟成によって、スパイス、燻製、花、革のような複雑な香りが現れます。

コート・ロティ・ラ・ムーリーヌ 1959|ギガル
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シャトーヌフ・デュ・パプ 1971|ピエール・アンドレ
シャトーヌフ・デュ・パプは、南ローヌを代表する赤ワインです。グルナッシュを中心に、複数の品種をブレンドして造られることが多く、豊かな果実味とスパイス感が特徴です。
ピエール・アンドレは、伝統的なローヌワインを造る生産者として知られています。

シャトーヌフ・デュ・パプ 1971|ピエール・アンドレ
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シャトー・モンローズ 1975
シャトー・モンローズは、ボルドー地方サン=テステフ村の格付け第2級シャトーです。
力強く長命なワインとして知られ、若いうちは堅牢ですが、熟成すると深みと威厳を持った味わいへと変化します。サン=テステフらしい骨格の強さが魅力です。

シャトー・モンローズ 1975
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シャトー・ブラネール・デュクリュ 1982
シャトー・ブラネール・デュクリュは、ボルドー地方サン=ジュリアン村の格付け第4級シャトーです。
サン=ジュリアンらしい端正なバランスと、熟成によるしなやかさが魅力です。1982年はボルドーの偉大なヴィンテージとして知られています。

シャトー・ブラネール・デュクリュ 1982
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クリュッグ・グランド・キュヴェ
クリュッグ・グランド・キュヴェは、シャンパーニュの名門クリュッグを代表するキュヴェです。
複数年のワインをブレンドして造られ、豊かな香り、厚みのある味わい、長い余韻を持つシャンパーニュとして知られています。華やかでありながら、奥行きのある一本です。

クリュッグ・グランド・キュヴェ N.V.
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シャトー・ラトゥール 1962 / 1971 / 1999
シャトー・ラトゥールは、ボルドー五大シャトーのひとつで、ポイヤックを代表する赤ワインです。
非常に堅牢で長期熟成に向くワインとして知られ、カベルネ・ソーヴィニヨン主体の力強い骨格と、熟成による深い複雑さを持ちます。

シャトー・ラトゥール 1962 / 1971 / 1999
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シャトー・スミス・オー・ラフィット・ブラン 2003
シャトー・スミス・オー・ラフィット・ブランは、ボルドー地方ペサック=レオニャンの白ワインです。
ソーヴィニヨン・ブランを主体に造られ、柑橘、白い花、ハーブ、ミネラル、樽由来のニュアンスが重なります。ボルドー白の中でも高品質な一本として知られています。

シャトー・スミス・オー・ラフィット・ブラン 2003
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バロン・ド・ロスチャイルド・ロゼ
バロン・ド・ロスチャイルド・ロゼは、ロスチャイルド家によるシャンパーニュです。
シャルドネ主体の上品なスタイルで、ロゼらしい華やかさと繊細さを持っています。食前酒としても、軽めの料理と合わせても楽しみやすいシャンパーニュです。

バロン・ド・ロスチャイルド・ロゼ
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ヴォーヌ・ロマネ 1er レ・ショーム 1971|ドメーヌ・ロベール・アルヌー
ヴォーヌ・ロマネは、ブルゴーニュの中でも特に華やかで官能的な赤ワインを生む村として知られています。
レ・ショームは一級畑で、ピノ・ノワールの繊細な香り、なめらかな質感、熟成による複雑さを楽しめるワインです。ロベール・アルヌーは、現在のアルヌー・ラショーにつながる名門生産者です。

ヴォーヌ・ロマネ 1er レ・ショーム 1971|ドメーヌ・ロベール・アルヌー
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モンラッシェ・マルキ・ド・ラギッシュ|ジョセフ・ドルーアン
モンラッシェは、ブルゴーニュ最高峰の白ワインを生む特級畑です。
ジョセフ・ドルーアンが手がけるモンラッシェ・マルキ・ド・ラギッシュは、非常に高貴で力強い白ワインとして知られています。シャルドネから造られ、熟成によって蜂蜜、ナッツ、バター、ミネラル、花のような複雑な香りを見せます。

モンラッシェ・マルキ・ド・ラギッシュ|ジョセフ・ドルーアン
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第41巻で特に注目したいワイン
シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン 1959
第41巻の古酒のテーマを象徴するワインのひとつです。
ポイヤックの力強さと、長い熟成による静かな深みが重なり、作中の「人生の一コマ」というテーマに合った一本として印象に残ります。
シャトー・モンローズ 1975
第十二の使徒を探す流れの中で、特に重要な雰囲気を持つワインです。
サン=テステフらしい堅牢さと熟成による深みがあり、古い宝石箱やルビーのようなイメージで語られる場面が印象的です。
シャトー・ラトゥール
遠峰一青と香花のエピソードで重要な役割を持つワインです。
複数のヴィンテージが登場することで、ワインは銘柄だけでなく、ヴィンテージによっても大きく表情を変えることがわかります。
モンラッシェ・マルキ・ド・ラギッシュ
赤ワインや古酒が中心の第41巻の中で、強い存在感を放つ白ワインです。
ブルゴーニュ白ワインの頂点ともいえるモンラッシェの世界を感じられる一本として、特に注目したいワインです。
『神の雫』第41巻のワインを楽しむなら
第41巻に登場するワインは、古いヴィンテージの高級ワインが多く、同じものを探すのは簡単ではありません。
そのため、まずは同じ産地や同じタイプのワインから試してみるのがおすすめです。
シャトー・ピション・ロングヴィル・バロンやシャトー・ラトゥールが気になる方は、ボルドー左岸、特にポイヤックやサン=ジュリアンの赤ワインを選ぶと雰囲気を楽しみやすくなります。
シャトー・モンローズが気になる方は、サン=テステフの赤ワインを探してみると、力強く長命なボルドーの魅力を感じられます。
バローロやブルネッロが気になる方は、イタリアの長期熟成型赤ワインから試してみるのもおすすめです。ネッビオーロやサンジョヴェーゼの熟成感は、ボルドーとは違った魅力があります。
アマローネが気になる方は、ベルターニをはじめとするヴェネトのアマローネを選ぶと、凝縮感のあるイタリアワインの世界を楽しめます。
モンラッシェが気になる方は、まずはブルゴーニュのシャルドネや、ピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェの村名ワインから入るとよいでしょう。
まとめ
『神の雫』第41巻は、第十二の使徒をめぐる探索の中で、古酒の魅力が深く描かれる巻です。
登場するワインは、シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン、シャトー・デュクリュ・ボーカイユ、バローロ・リゼルヴァ、アマローネ、シャトー・モンローズ、シャトー・ラトゥール、モンラッシェなど、長い時間を経てこそ真価を発揮する銘柄が中心です。
この巻では、ワインが単なる飲み物ではなく、人の記憶や人生、愛情、別れを映す存在として描かれます。
同じワインを手に入れるのは難しいものも多いですが、ボルドー左岸、イタリア古酒、ローヌ、ブルゴーニュ白ワインなど、同じ方向性のワインを試すことで、第41巻の世界観をより身近に楽しむことができます。
参考漫画・画像について
紹介・参照する巻:『神の雫』第41巻
作:亜樹直/画:オキモト・シュウ
出版社:講談社
対象版:モーニングKCの単行本(全44巻の巻立て)
本文中の漫画画像の参照元は、『神の雫』第41巻です(作:亜樹直/画:オキモト・シュウ/講談社)。掲載ページ・話数を特定できていない画像には、推測の番号を付けていません。
出版社の作品・書誌情報。紙版・電子版・新装版・合本版では、表紙や巻立て、ページ表示が異なる場合があります。
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