『ソムリエール』第9巻では、亡き父からの贈り物、映画女優の心を開くワイン、ライバル店「ラ・レーヌ」、最後のクリスマス、父との記憶、作家の再生、そして歴史に関わるワインの真贋など、重みのあるエピソードが続きます。
登場するワインは、ローヌ、ジョージア、カリフォルニア、南アフリカ、シャンパーニュ、アルザス、ボルドーなど幅広く、ワインが人の過去や記憶に深く関わる巻になっています。
特に第9巻では、シャプティエ、ジャン・ルイ・シャーヴ、サロン、シャトー・ムートン・ロートシルトなど、歴史や物語性の強いワインが印象的に登場します。
この記事では、『ソムリエール』第9巻に登場した主なワインを一覧で整理し、それぞれの特徴や登場シーンをわかりやすく紹介します。
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『ソムリエール』第9巻に登場した主なワイン一覧
| ワイン名 | ヴィンテージ | 生産者 | 産地 | 種類 |
|---|---|---|---|---|
| コート・ロティ ラ・モルドレ | 1991 | シャプティエ | フランス・ローヌ | 赤 |
| エルミタージュ・ル・パヴィヨン | 2001 | シャプティエ | フランス・ローヌ | 赤 |
| シャトーヌフ・デュ・パプ・バルブ・ラック | 不明 | シャプティエ | フランス・ローヌ | 赤 |
| コート・ロティ・レ・ベカス | 1999 | シャプティエ | フランス・ローヌ | 赤 |
| クローズ・エルミタージュ・レ・メゾニエール | 不明 | シャプティエ | フランス・ローヌ | 赤 |
| ナパレウリ | 2005 | テリアーニ・ヴァレー | ジョージア | 赤 |
| ソフィア・ロゼ | 2007 | フランシス・コッポラ | アメリカ・カリフォルニア | ロゼ |
| エルミタージュ・キュヴェ・カトラン | 1990 | ジャン・ルイ・シャーヴ | フランス・ローヌ | 赤 |
| エルミタージュ | 不明 | ジャン・ルイ・シャーヴ | フランス・ローヌ | 赤 |
| モンクール | 2006 | シャーヴ・セレクション | フランス・ローヌ | 赤 |
| カベルネ・ソーヴィニヨン | 不明 | フィルハーレヘン | 南アフリカ | 赤 |
| サロン | 1988 | サロン | フランス・シャンパーニュ | 泡・白 |
| シャトー・グリエ | 2005 | シャトー・グリエ | フランス・ローヌ | 白 |
| ジョンティ | 2006 | ヒューゲル | フランス・アルザス | 白 |
| シャトー・ムートン・ロートシルト | 1945 | シャトー・ムートン・ロートシルト | フランス・ボルドー | 赤 |
| シャトー・ムートン・ロートシルト | 1889 | シャトー・ムートン・ロートシルト | フランス・ボルドー | 赤 |
『ソムリエール』第9巻に登場した主なワイン詳細
コート・ロティ ラ・モルドレ 1991|シャプティエ
コート・ロティは、フランス・ローヌ北部を代表する赤ワインの銘醸地です。
シラーを主体に造られ、黒系果実、スパイス、スモーキーな香り、しなやかなタンニンを持つワインとして知られています。
シャプティエはローヌを代表する名門生産者で、エルミタージュやコート・ロティなど、ローヌ各地の優れたワインを手がけています。
コート・ロティ ラ・モルドレ 1991|シャプティエ
同じ銘柄・別ヴィンテージを含む商品が表示される場合があります。
エルミタージュ・ル・パヴィヨン 2001|シャプティエ
エルミタージュ・ル・パヴィヨンは、シャプティエを代表するローヌ北部の赤ワインです。
エルミタージュはシラーの偉大な産地として知られ、長期熟成に向く力強い赤ワインを生みます。ル・パヴィヨンはその中でも特別なキュヴェとして知られています。
エルミタージュ・ル・パヴィヨン 2001|シャプティエ
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シャトーヌフ・デュ・パプ・バルブ・ラック|シャプティエ
シャトーヌフ・デュ・パプは、南ローヌを代表する赤ワインの産地です。
グルナッシュを主体に、シラーやムールヴェードルなど複数の品種をブレンドして造られることが多く、豊かな果実味とスパイス感、温かみのある味わいが特徴です。
シャトーヌフ・デュ・パプ・バルブ・ラック|シャプティエ
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コート・ロティ・レ・ベカス 1999|シャプティエ
コート・ロティ・レ・ベカスは、シャプティエが手がけるローヌ北部の赤ワインです。
シラーらしい黒系果実やスパイスの香りを持ちながら、コート・ロティらしい優雅さも感じられるワインです。
コート・ロティ・レ・ベカス 1999|シャプティエ
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クローズ・エルミタージュ・レ・メゾニエール|シャプティエ
クローズ・エルミタージュは、エルミタージュ周辺に広がるローヌ北部の産地です。
エルミタージュに比べると親しみやすい価格帯のものも多く、シラーの果実味やスパイス感を楽しみやすいワインです。
クローズ・エルミタージュ・レ・メゾニエール|シャプティエ
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ナパレウリ 2005|テリアーニ・ヴァレー
ナパレウリは、ジョージアのワイン産地です。
ジョージアは世界最古級のワイン産地として知られ、クヴェヴリと呼ばれる壺を使った伝統的なワイン造りでも有名です。ナパレウリは赤ワインの産地として知られ、サペラヴィなどの品種から力強いワインが造られます。
ナパレウリ 2005|テリアーニ・ヴァレー
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ソフィア・ロゼ 2007|フランシス・コッポラ
ソフィア・ロゼは、映画監督フランシス・フォード・コッポラが手がけるカリフォルニアワインです。
華やかで親しみやすいロゼワインで、映画や女性らしさを感じさせるブランドイメージも特徴です。
エルミタージュ・キュヴェ・カトラン 1990|ジャン・ルイ・シャーヴ
ジャン・ルイ・シャーヴは、ローヌ北部エルミタージュを代表する名門生産者です。
キュヴェ・カトランは、特に優れた年に造られる希少なキュヴェとして知られています。シラーの力強さ、深い果実味、長期熟成による複雑さを備えた特別なワインです。
エルミタージュ・キュヴェ・カトラン 1990|ジャン・ルイ・シャーヴ
同じ銘柄・別ヴィンテージを含む商品が表示される場合があります。
エルミタージュ|ジャン・ルイ・シャーヴ
ジャン・ルイ・シャーヴのエルミタージュは、ローヌ北部を代表する偉大な赤ワインです。
シラーから造られ、若いうちは力強く、熟成によって香りや味わいに深みが増していきます。特別な日に選ばれるにふさわしい、重厚なワインです。
エルミタージュ|ジャン・ルイ・シャーヴ
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モンクール 2006|シャーヴ・セレクション
モンクールは、ジャン・ルイ・シャーヴのセレクションラインで造られるローヌワインです。
シャーヴ本家のエルミタージュに比べると手に取りやすく、ローヌらしい果実味やスパイス感を楽しめます。
モンクール 2006|シャーヴ・セレクション
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カベルネ・ソーヴィニヨン|フィルハーレヘン
フィルハーレヘンは、南アフリカの名門ワイナリーです。
カベルネ・ソーヴィニヨンは、黒系果実、タンニン、骨格を持つ赤ワインを生む品種です。南アフリカのカベルネは、ボルドー的な構成と新世界らしい果実味の両方を感じられるものがあります。
カベルネ・ソーヴィニヨン|フィルハーレヘン
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サロン 1988
サロンは、シャンパーニュの中でも特別な存在です。
シャルドネのみで造られるブラン・ド・ブランで、優れた年にしか造られません。長期熟成によって、繊細さと深みを兼ね備えた味わいになります。
サロン 1988
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シャトー・グリエ 2005
シャトー・グリエは、フランス・ローヌ北部にある非常に小さなアペラシオンです。
ヴィオニエから造られる白ワインで、華やかな香り、厚みのある味わい、独特の気品を持ちます。コンドリューに近い地域ながら、単独のAOCとして知られています。
シャトー・グリエ 2005
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ジョンティ 2006|ヒューゲル
ジョンティは、アルザスの名門ヒューゲルが造る白ワインです。
複数のアルザス品種をブレンドした親しみやすいワインで、爽やかな香りと軽やかな飲み心地が魅力です。高級ワインではありませんが、日常の食事にも合わせやすい一本です。
ジョンティ 2006|ヒューゲル
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シャトー・ムートン・ロートシルト 1945
シャトー・ムートン・ロートシルトは、ボルドー五大シャトーのひとつです。
1945年は、第二次世界大戦終結の年であり、ムートンの中でも特別なヴィンテージとして知られています。ラベルにも勝利を象徴するデザインが使われ、ワインの歴史性が強く残る一本です。
シャトー・ムートン・ロートシルト 1945
同じ銘柄・別ヴィンテージを含む商品が表示される場合があります。
シャトー・ムートン・ロートシルト 1889
1889年のシャトー・ムートン・ロートシルトは、オークションにかけられたワインとして登場します。
ヒトラーを英雄視する者の手に渡らないよう、佐伯が法外な価格で競り勝つという重い場面に関わります。
シャトー・ムートン・ロートシルト 1889
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第9巻で特に注目したいワイン
コート・ロティ ラ・モルドレ 1991|シャプティエ
久美の亡き父からの最後の贈り物として登場するワインです。
ワインが遺品であり、記憶そのものであることを強く感じさせる一本です。
ナパレウリ 2005|テリアーニ・ヴァレー
ジョージアのワインとして登場する点が印象的です。
ワイン発祥の地とも言われるジョージアのワインが、異国で心を閉ざした女優に寄り添う形で使われます。
モンクール 2006|シャーヴ・セレクション
最後のクリスマスの場面で、杉山と千秋が飲むワインです。
偉大なエルミタージュではなく、二人の時間に自然に寄り添うワインとして印象に残ります。
サロン 1988
黒沢が息子と飲むシャンパーニュとして登場します。
父との記憶をたどる物語が、次の世代へとつながる場面で使われる重要な一本です。
シャトー・ムートン・ロートシルト 1945
第9巻の中でも、歴史性が最も強いワインです。
第二次世界大戦終結の年という背景を持ち、ワインが歴史や記憶を背負う存在であることを示しています。
『ソムリエール』第9巻のワインを楽しむなら
第9巻の雰囲気を楽しむなら、まずはローヌワインに注目するのがおすすめです。
シャプティエやジャン・ルイ・シャーヴのような名門生産者は高価なものも多いですが、クローズ・エルミタージュやシャーヴ・セレクションのようなワインであれば、ローヌらしい果実味やスパイス感を比較的身近に楽しめます。
少し変わった産地を試したい人には、ジョージアワインもおすすめです。サペラヴィを使った赤ワインや、伝統的なクヴェヴリ製法のワインは、他の産地とは違う個性があります。
白ワインなら、アルザスのジョンティやローヌのヴィオニエに注目するとよいでしょう。ジョンティは親しみやすく、ヴィオニエは香りが華やかで、食事にも合わせやすいワインです。
シャンパーニュが好きな人は、サロンそのものは非常に高価ですが、ブラン・ド・ブランのシャンパーニュを選ぶと、第9巻の「記憶の泡」に近い雰囲気を楽しめます。
まとめ
『ソムリエール』第9巻は、ワインが人の記憶、家族、歴史、別れ、再生に深く関わる巻です。
登場するワインは、シャプティエのローヌワイン、ナパレウリ、ソフィア・ロゼ、ジャン・ルイ・シャーヴのエルミタージュ、フィルハーレヘン、サロン、シャトー・グリエ、ジョンティ、シャトー・ムートン・ロートシルトなど、多彩です。
中でも、コート・ロティ ラ・モルドレ、ナパレウリ、モンクール、サロン、ムートン1945は、第9巻の物語と強く結びついた印象的なワインです。
『ソムリエール』第9巻は、有名ワインの豪華さだけでなく、ワインが人の人生や歴史の記憶を運ぶ存在であることを感じられる一冊です。