『神の雫』第9巻では、ワイン嫌いの新入社員・木戸竜介にワインの魅力を伝えるエピソードから始まります。
第二の使徒対決で敗れた神咲雫は、自分にとってのワインを見つめ直すように、幼い頃の記憶をたどって神咲豊多香の長野の別荘へ向かいます。そこには、父が遺した膨大なワインコレクションと、雫自身の記憶につながる一本のワインが眠っていました。
後半では、川俣の娘・千春とフランス人男性ジャンの結婚問題、そして亡くなった先輩・長崎が遺したワイン「プピーユ」のエピソードが描かれます。
この記事では、『神の雫』第9巻に登場したワインを一覧で整理し、それぞれの特徴や登場シーンをわかりやすく紹介します。
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※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
『神の雫』第9巻に登場した主なワイン詳細
シャトー・オー・カルル 2001
シャトー・オー・カルルは、フランス・ボルドー地方で造られる赤ワインです。
メルローを主体とした、果実味としなやかさを持つボルドーワインとして知られています。高級シャトーほどの知名度はありませんが、親しみやすさと飲みごたえを兼ね備えたワインです。

シャトー・オー・カルル 2001
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ロマネ・コンティ 1985|D.R.C.
ロマネ・コンティは、ブルゴーニュを代表する世界最高峰の赤ワインです。
ヴォーヌ・ロマネ村にある特級畑から造られ、生産量が極めて少ないことでも知られています。ピノ・ノワールの頂点とも言える存在で、ワイン愛好家にとって憧れの一本です。

ロマネ・コンティ 1985|D.R.C.
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シャトー・ル・パン 1979
シャトー・ル・パンは、ボルドー右岸ポムロールを代表する超高級ワインです。
メルロー主体で造られ、生産量が非常に少ないことから、世界的に希少なワインとして知られています。濃密な果実味となめらかな質感を持つ、ポムロールを象徴する存在です。

シャトー・ル・パン 1979
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シャトー・モンローズ 1970
シャトー・モンローズは、ボルドー地方サン・テステフを代表する格付けシャトーです。
力強い骨格と長期熟成力を持つ赤ワインで、サン・テステフらしい堅牢さや深みが魅力です。

シャトー・モンローズ 1970
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シャトー・ムートン・ロートシルト 1982
シャトー・ムートン・ロートシルトは、ボルドー五大シャトーのひとつです。
1982年はボルドーの偉大なヴィンテージとして知られ、ムートンの中でも非常に評価の高い年です。

シャトー・ムートン・ロートシルト 1982
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エシェゾー 2001|D.R.C.
エシェゾーは、ブルゴーニュの特級畑です。
ヴォーヌ・ロマネ周辺に位置し、ピノ・ノワールらしい華やかさと、特級畑ならではの奥行きを持つワインが造られます。D.R.C.のエシェゾーは、その中でも特別な存在です。

エシェゾー 2001|D.R.C.
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エシェゾー 2001|ヴァンサン・ジラルダン
ヴァンサン・ジラルダンは、ブルゴーニュの生産者です。
作中では、D.R.C.のエシェゾーを思わせる香りを持つワインとして登場します。高級ワインそのものではなくても、香りや記憶によって、近い感動を呼び起こせることを示す一本です。

エシェゾー 2001|ヴァンサン・ジラルダン
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サンクト・ヴァレンティン アルト・アディジェ・ソーヴィニヨン 2002
サンクト・ヴァレンティンは、イタリア北部アルト・アディジェの生産者サン・ミケーレ・アッピアーノが造るシリーズです。
冷涼な気候を活かした白ワインで、ソーヴィニヨンらしい爽やかな香り、ハーブ感、清涼感のある味わいが魅力です。

サンクト・ヴァレンティン アルト・アディジェ・ソーヴィニヨン 2002
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シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド 1995
シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランドは、ボルドー地方ポイヤック村の格付けシャトーです。
カベルネ・ソーヴィニヨン主体ながら、しなやかでエレガントな印象もあるワインとして知られています。

シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド 1995
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ヴォーヌ・ロマネ 1er クロ・デ・レア 1995|ミッシェル・グロ
クロ・デ・レアは、ヴォーヌ・ロマネにある一級畑です。
ヴォーヌ・ロマネらしい華やかさ、繊細さ、複雑な香りを持つ赤ワインとして知られています。ミッシェル・グロは、この畑を代表する造り手です。

ヴォーヌ・ロマネ 1er クロ・デ・レア 1995|ミッシェル・グロ
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バッチオ・ディヴィーノ 2000
バッチオ・ディヴィーノは、アメリカ・カリフォルニアで造られる赤ワインです。
カリフォルニア産でありながら、イタリア的なニュアンスを持つワインとして作中に登場します。

バッチオ・ディヴィーノ 2000
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ムルソー 2003|ルー・デュモン
ルー・デュモンは、日本人醸造家・仲田晃司氏がフランス・ブルゴーニュで立ち上げたワイナリーです。
ムルソーはブルゴーニュを代表する白ワインの産地で、シャルドネから造られます。ふくよかな果実味、ナッツやバターのようなニュアンス、丸みのある味わいが特徴です。

ムルソー 2003|ルー・デュモン
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プピーユ 1999
プピーユは、フランス・ボルドー地方コート・ド・カスティヨンの赤ワインです。
メルロー主体で造られ、果実味と飲みやすさを持ちながら、しっかりとした品質も感じられるワインとして知られています。

プピーユ 1999
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ロマネ・サン・ヴィヴァン 2002|ロベール・アルヌー
ロマネ・サン・ヴィヴァンは、ブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネ村にある特級畑です。
華やかで繊細、複雑な香りを持つワインとして知られ、ヴォーヌ・ロマネの魅力を象徴する特級畑のひとつです。

ロマネ・サン・ヴィヴァン 2002|ロベール・アルヌー
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第9巻で特に注目したいワイン
エシェゾー 2001|ヴァンサン・ジラルダン
第9巻前半で重要なのが、ヴァンサン・ジラルダンのエシェゾーです。
ワイン嫌いだった木戸が、香りに惹かれ、ワインの世界へ入っていくきっかけになる一本です。
ムルソー 2003|ルー・デュモン
ジャンの父親の価値観を変えるワインとして登場する重要な一本です。
日本人がブルゴーニュで造るワインという背景が、第9巻のテーマである「混ざり合うこと」と重なります。
プピーユ 1999
亡くなった先輩・長崎の思い出のワインとして登場します。
派手な高級ワインではありませんが、人との記憶をつなぐワインとして、第9巻らしい余韻を残します。
『神の雫』第9巻のワインを楽しむなら
第9巻のワインを楽しむなら、まずは木戸がワインに目覚めるきっかけとなるブルゴーニュのピノ・ノワールに注目したいところです。
エシェゾーそのものは高価ですが、ブルゴーニュの村名ワインや、ピノ・ノワール主体の赤ワインを選ぶことで雰囲気を楽しめます。
白ワインなら、ムルソーがおすすめです。特にルー・デュモンのように、日本人醸造家が海外で手がけるワインを選ぶと、第9巻のテーマと重ねて楽しめます。
ボルドーを楽しみたい方は、プピーユのようなメルロー主体のワインを選ぶと、ペトリュスやル・パンのような高級右岸ワインの世界を身近に感じやすくなります。
また、サンクト・ヴァレンティンのようなアルト・アディジェの白ワインも、爽やかで飲みやすく、ワイン初心者にも試しやすい一本です。
まとめ
『神の雫』第9巻は、ワイン嫌いの木戸がワインの世界に触れるエピソード、ジャンの父親との国や血をめぐるエピソード、そして亡くなった先輩・長崎の思い出が描かれる巻です。
登場するワインは、シャトー・オー・カルル、ロマネ・コンティ、エシェゾー、サンクト・ヴァレンティン、ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド、ムルソー、プピーユ、ロマネ・サン・ヴィヴァンなどです。
特に、ヴァンサン・ジラルダンのエシェゾーは木戸がワインに目覚めるきっかけとなり、ルー・デュモンのムルソーは国や血を超えて認め合うことを象徴します。
第9巻は、ワインが人の記憶を呼び起こすだけでなく、人の価値観を変え、新しい世界を広げる力を持っていることを感じられる一冊です。
